手水舎の新設について
当神社の手水舎は長い階段途中にあります。土地を造成して建てられています。その手水舎の基盤に以前よりひび割れが入っており、気にはしていました。一昨年そのひび割れが大きくなっているのに気づき、よく見ますと屋根、柱、水盤全体が傾いていました。(現手水舎写真) 将来は危険にもなることから、役員会等で協議し、階段下境内の空地に手水舎を新設することとし計画を進めてまいりました。
菅原神社の御祭神、菅原道真公は五歳の時次の和歌をつくられました。
美しや 紅の色なる 梅の花 阿呼が顔にも つけたくぞある
また次の歌は、無実の罪で京から大宰府に赴かれる時詠まれた有名な和歌です。
東風吹かば にほひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ
菅公と梅は強く結ばれています。社紋の梅鉢がそれを物語っています。ならば手水舎の水盤を梅型にしよう、五枚の花弁にはそれぞれ菅公の和歌を配して歌碑にしたいと考えました。(平面図参照)
コロナ禍で全国の神社が先ず対処したのは一般的に、鈴緒そして手水舎柄杓の撤去でした。当神社も最初のコロナ禍の頃から、手水舎は流水で対応しています。しかし近い将来、柄杓が復活する時も必ずや来るはずです。ただ、将来また疫病禍が発生するかもしれません。
将来を慮って、流水、柄杓使用の両方に対応できる手水舎としたいと考えました。梅型の中心は水を溜める丸い水盤となっており、柄杓使用に対応します。また流水は花弁石の裏に仕組まれた管から流れ出ます。(手水石の図参照) 柄杓が使えるときは、流水を止めることもできます。
柱は一か所三本の揺れに強い構成です。屋根は軒の出が大きい流麗な銅板葺き。(合成写真イメージ図) 設計は日本建築工芸設計事務所、施工は金剛組です。工事は来年令和五年三月の竣工を目指します。またこの手水舎への給水のために、今新たに井戸を掘っています。
新たな手水舎を、皆様と共に実現したく存じます。ご協賛をお願い申し上げる次第です。
4月1日より向拝に趣意書を用意しております。なお、ご奉賛には ①奉賛金 ②屋根銅板の奉納 があります。
①奉 賛 金 一口 五千円 何口でも結構です
令和5年3月まで承ります
②屋根銅板の奉納 一枚三千円 400枚限定です
裏面に様々な願い等を書いていただけます
令和4年11月頃まで承ります
社務所にて受付けております。(毎日 10時より16時受付)
ご協賛いただけますれば幸甚です。
鎮座地
〒194-0032 東京都町田市本町田802番地
お車ご利用の場合
駐車場へは矢印のところからお入りください。
なお、正月三が日と例祭日(8/25)は満車と
なりますので、バス等をご利用ください。
バスご利用の場合
小田急線町田駅より鶴川駅行、藤の台団地行、
本町田団地行で「菅原神社前」下車。
所要時間は約10分です。