011106 今年も台風の被害が
災害の少ない年になりますよう祈願しましたが、自然は人の思うようにはならないもの、九月には台風15号の暴風によって、また十月には19号の豪雨によって、また甚大な被害が出てしまいました。不運にも亡くなられた方々には幽世での平安をお祈り申し上げますとともに、被災された多くの方々が今も厳しい状況におられること、心よりお見舞い申し上げるばかりです。当神社も15号の翌日は倒れた木々で参道が通れず、境内も折れて吹き飛ばされた大枝小枝で足の踏み場がないような状況、氏子の造園屋さんに頼んで二日かけてほぼ復旧することができました。
我が国ではあらゆる自然に神が宿り、古来自然と神は同一視されてきました。いわれもない大きな自然災害を目の当たりにすると、いろいろ考えさせられるのです。神々は人に恵みを与えるとともに、不運な死を与えることもある、終には死を与えるのも神々だとすれば、多分、恵みと災い、生と死、喜びと悲しみ等両者から成っているこの世界を成り立たせてくれているのも神々であることにこそ、まず思いをいたすべきなのだとも思えます。
閉じる