020807 おみくじを引く
おみくじは、暗箱に手を入れて選び取る方法が一般的かと思います。ただこのウィルス禍の状況の中ではどうなのだろうと思っていました。おみくじを引く前後に手指のアルコール消毒を行えば大丈夫のはずですが。何かより良い方法はないかと、神職にアイデアを出してもらい検討工夫して、写真のような形にしてみました。しばらくはこの方法でおみくじを引いていただきます。
おみくじは神社の授与品の中でも圧倒的最多を誇り、お正月ともなればおみくじ掛けは結ばれた白い花で埋まります。人の毎日の生活がいかに運というものに関わっているかを示しています。人と人の、人と物事との出会などは正にそうです。人の意思ですべて決めることができればおみくじも占いも不要でしょう。人の因果には人智では測り知れない部分が大きいことを、古来誰もが感じていたのです。日本では昔からその不確定な部分を神様にゆだね、ご神慮(神様のご意思)として尊んできました。それをうかがう手段として様々な占いがあり、最も身近なものとしておみくじがあります。
おみくじは大吉でも小吉でも、その結果にさらなる祈りを込めて、神様とのご縁を結ぶ意味でおみくじ掛けに結ぶ方が多いのですが、そこに記された教訓をご自身のものとして活かすために、再読できるよう持ち帰るのもおすすめです。
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